カラーセラミックスの特長
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ひび割れ抵抗性について
下地のひび割れについて
「下地自体の挙動」・「温冷、湿乾などによる膨張収縮運動の繰り返し」や、コンクリート下地の場合避けられない、
「コンクリートの乾燥に伴い発生する乾燥収縮ひび割れ」など、
建物の下地は常に「ひび割れ・クラックが発生やすい」状態にあります。
塗料の役目のひとつとして、下地を被覆し保護する役目があります。
上記のような「下地のひび割れ」に対しても
「塗膜がある」場合と「塗膜が無く下地のまま露出している」場合とでは、大きな差が出ます。
耐衝撃性試験 ( JIS
A-6909 )
試験方法 : スレート板試験体に500gの球形おもりを高さ30cmから落下させた後、塗膜を観察する。
規格品質 : 表面にひび割れ・変形がなく、塗膜のはがれも認められないこと。
耐衝撃性試験 (JIS
A-6909)
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評 価
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セラスキン
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異常なし・合格 |
セラキャストX
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異常なし・合格 |
セラグラニーWS
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異常なし・合格 |
U・NEX
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異常なし・合格 |
ゼロスパンテンション試験 (
下地のひび割れに対する塗膜の追従性試験)
試験方法 :
- 塗料を塗布したスレート板を試験体に切れ目を入れ、定速引張試験機で引張速度5mm/minで引張る。
- 塗膜にピンホールまたはクラックが入った時点での塗膜の「伸び」を測定。
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可とう性試験 (
JIS A-6909 )
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試験方法 :
試験体の裏面のほぼ中央に直径10mmの鋼棒を当て、
塗り付け面を外側にして90°折り曲げた後、(左図)
表面のひび割れの有無を目視によって調べる。
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ゼロスパンテンション試験
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数 値
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可とう性の有無
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セラスキン |
※ |
× |
セラキャストX
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0.3mm |
× |
セラグラニーWS
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0.3mm |
× |
U・NEX
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2.3mm |
◎ |
( ※セラスキンのゼロスパンテンション値は測定していません。)
上記表のとおり、カラーセラミックスシリーズでは製品ごとに数値・性能が違います。
下地の種類・条件によって適切な材料選定をしてください。
塗膜の厚みのある塗材のほうが、追従性が良くなります。
またシート建材「U・NEX」の柔らかさも際立っています。
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