カラーセラミックスの特長 


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耐アルカリ性について



pH

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
                             
       

酸性雨

pH5〜6

水道水

pH7

 

← コンクリートの中性化

pH10

新設コンクリート

pH12〜13

 

コンクリート、セメントのpHは強アルカリ性です。

したがって、塗装の施工時のコンクリートやモルタルの下地表面は強いアルカリ性の状態です。

水性の塗料に含まれる水分によって、塗膜の界面はアルカリ性が強い状態になります。

耐アルカリ性が高いことも重要です。


施工後、建物の下地(コンクリート、モルタル)と水、及び大気中の二酸化炭素が反応して、

「エフロレッセンス」が析出した場合、耐アルカリ性が良くないと塗膜に悪影響が出てしまいます。

 

耐酸性と併せて、耐アルカリ性も良好であることが必要となります。


耐アルカリ性試験  ( JIS A-6909 )


試験方法 : 

  1. スレート板試験体を温度20℃で14日間養生した後、容量300mℓのビーカーに水酸化カルシウム飽和溶液中に浸漬。
  2. 30日間浸漬した結果を観察する。

規格品質 : 「ひび割れ、膨れ、はがれ、軟化溶出、変色などがないこと。」

耐アルカリ性試験 (JIS A-6909)

評  価

セラスキン 異常なし・合格
セラキャストX 異常なし・合格
セラグラニーWS 異常なし・合格
U・NEX 異常なし・合格

耐酸性・耐アルカリ性とも問題のないカラーセラミックスは、耐薬品性という点でも良好であるといえます。